部長挨拶
今こそ学ぼう青年部の心
~すべては持続可能な組織にするために~
昨今、「組織改革」という言葉をよく耳にしますが、われわれ商工会青年部でもよく出てくるワードです。
「時代の変化、人の変化に対応していかなければならない」「どうしたら事業への参加者が増えるのか」「どうしたら部員が増えるのか」確かに大事です。ですが、変化だけを追求し根本を忘れてしまう事も多々あります。そもそも商工会青年部とはどうあるべきなのかを再確認するためにも、私は「今こそ学ぼう青年部の心」をスローガンとします。
今回私はこの所信を作るにあたり、原点となる青年部の心はどこなのかという事から考えました。やはりそれは商工会青年部宣言、誓いの言葉にあると思い、もう1度読み直すことから始めました。そこには改めて考えさせられる大切な目標ばかりで、それを事業計画に反映し本質を忘れず活動する事が原点回帰となり、商工会青年部とはどうあるべきかの答えなのだと確信しました。そしてその結果が組織改革にもつながるのではないでしょうか。
また、その目標は今日本が取り組んでいる持続可能な開発目標にあてはまっていることから新たにSDGsの推奨にも取組み、当青年部を持続可能な組織にしていきたいと考えます。
次に良い組織とはなにかを考えてみました。それは地域に価値を提供し続けられ、組織としても存続し続けられる。そして部員一人一人が資質を高め合い共に成長ができる。という事でした。当青年部には3つの委員会と3つの部会があります。各委員会、各部会が青年部の心を忘れず取組めば良い組織の実現は可能です。そして各々がSDGsを理解し取組む事によって持続可能な組織へと発展させられると考えます。
昨年の新型コロナウイルスにより経済が落ち込んでいる今だからこそ持続可能な企業、持続可能な組織に発展させ、持続可能な街づくりへ繋げていく必要があるのではないでしょうか。まだ認知度の低いSDGsですが事業に取入れ地域を巻き込み持続可能でよりよい社会の実現を目指し、青年部員一丸となって事業を行って参ります。
広報の力によって生み出す新たな賛同者
私たちの活動をどれだけの地域の方々が知っているでしょうか。地域を盛り上げるには地域の方々の力が必要です。私たちだけで事業を行っても何の意味もありません。地域の方々と共に行ってこそ一つの事業になるのだと思います。そのためにも多面的な情報発信をし地域の賛同者を増やしていきます。
また、われわれ商工会青年部では部員減少が問題となっておりますが、地域の賛同者から部員の増強へと繋げていきたいとも考えます。
新たな賛同者を増やし地域一丸となれるような広報活動をしていきます。
先人の想い、受け継ぐ文化
私たちの地元では、毎年8月14、15日と最大16万人もの来場者が訪れる尾島ねぷたまつりが開催されます。当青年部も尾島ねぷたまつり実行委員会として準備、運行に携わっています。そして尾島小学校の5年生にねぷたの制作指導をし、まつり当日一緒に運行しています。例年繰り返される事業ですが、ただ熟すだけでは何も変わりません。来場者に感動を与え、次の担い手をどう育てるかを考え実行していきます。
そしてわれわれ実行委員会も歴史や先人の想いを再確認し、想いをひとつに運行団体と更なる連携を図ります。
自己の成長が地域の発展へ
私たちはなぜ自己の成長を追求しなければいけないのか。それは青年部員であるとともに一人の事業家であるということです。自己の成長を追求することでどんな困難も乗り越えられるのだと思います。そして知恵を貸してくれる仲間がいます。お互い切磋琢磨し各事業所が発展することで地域経済が活性化する。地域が活性すれば豊かな街になると考えます。
事業家として、青年部員として、各々が成長を遂げられる事業を行っていきます。
基本方針
・広報、PR活動の事業
・他団体との連携、交流事業
・部員の自己成長のための事業
・地域活性化の事業
・部員増強運動の推進