部長挨拶

太田市新田商工会青年部 部長
金谷 健一

~ 人と想いが織りなす地域力 ~

 

はじめに

 地域のために何ができるのか。ふるさとのために何をすべきなのか。私たちが次世代を担う青年であるからこそ自身に問いかけ深く考える必要があるのではないでしょうか。この地域に住まう人達が笑顔で暮らせる街を。そして、この地域に生きる子供たちが生涯住み続けられるふるさとを。青年が持ち合わせる創造力と行動力、事業家ならではの主導力と経営力そして、生まれ育った地域に対する熱い思いや深い感謝を形にし私たちにしか生み出せない「地域力」を育んでいきます。

2007年に藪塚、新田、尾島の3商工会が合併し太田市新田商工会が発足しました。青年部もそれに伴い合併し各商工会が長い歴史を持ちながらも新しい組織として生まれ変わり太田市新田商工会青年部となりました。我が青年部も皆様の日頃のご支援のおかげをもちまして昨年度で10周年を迎えることができました。

私は合併初年度当時24歳で青年部に入部しました。これまでにたくさんの先輩方から多くのことを学び様々な事業から多くの成長の機会をいただきました。今こそ私に課せられた使命を果たしこの地域に恩返しする時だと感じております。先人が繋いでくれた歴史と文化に感謝しそして、さらに発展させるための変化を厭わない勇気ある一歩を踏み出せる11年目にしていきます。

 

 

文化の継承で未来の地域人づくり

 毎年8月14、15日、16万人もの観光客が訪れる「尾島ねぷたまつり」が開催されます。私たちは尾島ねぷたまつり実行委員会として準備、運行に携わっています。また、尾島小学校の5年生を対象にねぷたの制作指導そして、まつり当日の運行に参加してもらう事業を行っております。

ただ事業を行うのは簡単です。しかし私たちには訪れた人に感動を与える責任と脈々と受け継がれる歴史と文化の担い手を育てていく責務があると考えます。「ねぷたをまた観に行きたい」「まつりに参加したい」そして、この誇りあるまつりと共に生きたい。人々をどれだけ魅了できるか未来の地域人を生み出すには何をするべきか皆で知恵を出し合い実行していきます。

 

 

ふるさとの魅力を知る。そして創造する

 「あなたのふるさとはどんな場所?」と聞かれたら何と答えるでしょうか。私たちの街太田市は全国でも有数の工業地帯です。また、市内いたるところに商業施設やサービス産業が混在し市街地を一歩外に出れば田畑が広がる農業都市でもあります。また、歴史上の偉人や様々な分野で活躍する著名人を多く輩出し歴史的、文化的にも価値の高い街でもあります。

ただこれらは私たちのふるさとを構成する要素でしかありません。私たちが為すべきはふるさとの1つひとつの特色を再確認しそこから魅力を掘り起こしその魅力を地域の方に知ってもらう。景色だけではないそこに文化が存在する広義の「ふるさと」を創造することです。様々な角度からこの街を研究し「この街がわたしのふるさとです」と胸を張って自慢していただけるような事業を展開してまいります。

 

 

人と文化が交じり合い地域がさらに躍動する

 どんなに熱い思いを持っていても人ひとりでの実現化は困難です。そこには多くの仲間がいて風土も志向も違った団体があるからこそ新しいことを発見できるのではないでしょうか。物事を閉鎖的にし内向きな思考ばかりしていては新たな発展は生まれません。広い視野をもち自分たちの行動を俯瞰し新たな意思を創造することが地域力を上げる原動力になると考えます。

行政や団体との積極的交流を図り多くを学びそれを私たちの地域に還元します。そして、人と人との深い繋がりを熱望し多くの仲間を得て人生の糧と為りえる交流の輪を広げていきます。

 

 

なぜ資質を向上させなければいけないのか

 私たちは、地域社会に寄与する団体であるのと等しく事業家として自己の資質の向上に務めなければいけない団体でもあります。個人の資質と能力の向上が各事業所を発展させそれによって地域の産業が活性する。元気のある街だからこそ活発な地域奉仕活動を行うことができさらに住みたい街になる。個人の成長が地域の成長に直結するのだと考えます。

ありきたりなセミナーやスキルアップ講習はいつでも受けられます。柔軟な考え方と青年らしいアイデアで地域社会や事業経営、普段の生活にプラスになる人として成長できる事業を展開していきます。

 

 

「私たちの活動を知ってもらう」
それが大きな活動の輪に

 私たちがどんな魅力ある事業を行ったとしても地域の方に伝わらなければ価値のないものになってしまいます。たくさんの方に共感し参加していただいてこそ1つの事業として成立するのではないでしょうか。そのためには、多種多様な方法で情報を発信し共有の輪を広げなければなりません。想いと想いを繋げ地域が一体となれるよう行動していきます。

また、昨今の青年部員の減少問題の対策として全青連において年齢制限緩和策が実施され私たち太田市新田も卒業年齢が引き上げられました。しかし、今私たちがしなければいけないことは救済策を講じることではなく新たな賛同者を増やすことです。そのためにも広報活動をしっかり行い共に活動する未来の仲間に向けて発信していきます。

 

 

「組織・社会・地域」人の心を掴めるリーダーを

10人の会社・100人の組織・1000人の事業・10000人の地域。人数の多少があったとしても1人ひとりの結びつきで成り立っていることに変わりはありません。1人の心を掴めなければ何人になろうとも結果は変わりません。人の想いを汲み取り自分の役目を全うすること、その先に自分が頼られる存在になり得ること。社会人としての常識はもちろん自分の行動に責任をもち、「人と人、想いと想いの繋がり」を感じられるリーダーを育成していきます。
 

 

結びに

私たちに今何が求められているのか、何をもって地域に恩返しできるのか、歴史や先人への感謝を忘れず今まで以上に真摯に考え想いを発し行動に移していきます。私たちの地域がいつまでも明るく活発な街であるように、私たちの街がいつまでも魅力ある暮らし続けたいふるさとになるように、人の想いと想いが交わる時に新たな「地域力」がうまれ未来の地域人を育てる力になるよう、太田市新田商工会青年部員一丸となり邁進してまいります。

 

基本方針
・地域活性化事業の実施
・広報、PR活動の実施
・他団体との連携、交流事業の実施
・部員交流事業の実施
・部員の資質、能力向上のための事業の実施
・部員増強運動の推進